バーチャル美術館 Unityにおける360℃画像・Cubemapの活用(Unity Recorderを利用したスクリーンショットの撮影)

前回は、バーチャル美術館において360℃画像を使うメリットについて簡単に説明しました。

今回は、実際にUnity上でのゲーム画面から360℃画像をキャプチャする方法について記載します。

一番簡単な方法である、Unity Recorderを利用するやり方をご紹介します。

11/23 Recorder設定の記載を一部追記・修正しました。

Unity Recorderのインストール

Window→Package Managerで「Unityレジストリ」を選択すると、出てきます。
インストールしてください。


以下の公式サイトに記載がありますが、Unity2019.4以降が推奨動作環境となっています。
Unity Recorder について | Unity Recorder | 2.6.0-exp.4 (unity3d.com)

Unity Recorderの起動と設定

window→General→Recorder→Recorder Windowで起動します。
分かりづらい・・・

今回は、360℃の静止画を撮りたいので、+Add Recorderから、Image Sequenceを追加します。

次に、以下のように設定します。

・Recording ModeをSingle Frameに(→静止画になります)
・Sourceを360 Viewに
・Cameraはキャプチャしたいカメラを設定
・Output Dimensionsは、出力されるテクスチャの横幅と縦幅です。好きな解像度を設定してください。ただし、128~8096の間、かつ、2の倍数である必要があります。
  【2021/11/23追記・修正】
 Unity上でSkyboxシェーダを使って360℃画像を表示する場合は、W(幅):H(高さ)の比率を2:1にする必要がありました。ですのでUnityで使う場合は、2048:1024、4096:2048等にしておく方が無難です。

・Cube Map Sizeは、360 度ビデオの立方体マップのサイズです。これも128~8096の間、かつ、2の倍数である必要があります。
・Record in Stereoにチェックを入れるとVR空間で使えるステレオ画像になります。
・Format, File Name、パスはそれぞれ適切に設定してください。

※ 注意点:出力サイズを大きくする(8192×4096など)と、かなりPCに負荷がかかり、場合によっては処理に数十秒かかることがあります。また、Recording ModeをSingle Frameにしておかないと、Target FPSに指定した頻度でスクリーンショットを連続撮影しはじめますので、下手するとPCが固まります。気を付けましょう・・・。

キャプチャ

Unityをプレイモードにし、START RECORDINGボタンを押すと、先程指定したフォルダにテクスチャが出力されます。Recording ModeをSingle Frameにしておけば、テクスチャ出力後、自動的にRECORDINGは終わります。

↓ 出力されていますね。

今回は以上です。
次回は、Unity上で360℃画像を表示する方法などを記載します!

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