今回はUnity Cinemachine のCamera OffsetとCinemachine Follow Zoomを使って、対象がカメラに映る位置を調整する方法について記載します。
(無知な私はCinemachineCameraOffsetの存在を今日知りました・・・はずかしい。そしてこれ便利)
Virtual Cameraの設定
Cinemachine→Create Virtual CameraでVirtual Cameraを設定しました。
最終的な設定結果はこんな感じです。ゲームビュー上で動作を確認するためにSoloボタンを押しています。
Follow、Look Atともに、対象のアートオブジェクトに追従するよう設定しています。
BodyをTransposetのLock To Target、Follow OffsetのZ軸を1に設定することにより、対象のアートオブジェクトのローカル座標に対して1m、Z軸で離れた位置にVirtualCameraを配置します。
AimをHard Look Atに設定することにより、単純にVirtualCameraの位置から対象のアートオブジェクトの方を向く設定にしています。
このままだと、カメラの中心にアートオブジェクトが映りますが、CinemachineCameraOffsetのX軸に0.2という値を設定することにより、中心よりも若干左側に対象のアートオブジェクトが映るようにしています(記事冒頭のスクショ)。
また、CinemachineFollowZoomの幅 これは、対象をどれくらいの大きさでズームして映すかというものです。幅を小さくすると対象が大きく、幅を大きくすると対象が小さく投影されます。
CinemachineCameraOffsetとCinemachineFollowZoomの設定方法
両方とも、VirtualCameraの、Add Extensionから追加可能です。
参考までに、CameraOffsetのXの値を動かすと以下のように位置が変わります。
また、Follow Zoomの幅の値を動かすと以下のように大きさが変わります。
なお、Min FOV/Max FOVの範囲を超えると、幅の値を動かしてもそれ以上大きさは変わりません。
今回は以上です。