フォトグラメトリは、写真等から3Dモデルを作る技術です。
今回から、フォトグラメトリのコツ等、記載していきます。
下のモデルは、母の作ったポーセリンアートのレースドールを私が3Dモデルにしたものです。
モデルを作成して、ミュージアムに展示するまでのワークフローは以下のようになります。
1.写真を撮る
2.フォトグラメトリソフトでモデル化
3.モデルの編集
4.Unityへのインポート、設定
5.配置等
今後は、上記の流れに沿って記載していきますが、今回は用意しておくものについて簡単に説明します
【必須】
・デジカメ(高性能な方がよいが、スマホでも可)
・PC(できればGPU搭載。普通のPCでもできなくはないですが、時間がかかります)
・フォトグラメトリソフト
・相応のディスク容量(枚数が多いと、フォトグラメトリソフトのファイルが1モデルあたり数百MBになることもあります)
【推奨】
・ターンテーブル(あると撮影が楽。別途記載します)
・認識しやすくするための目印(別途記載します)
・撮影スペース(撮影用の背景があるとより良いかと思います)
・Blender等の3Dモデル編集ツール
など。
次にソフトについてですが、私が使ったことがあるのは
「3DF Zephyr」
「RealityCapture」の二つです。
フォトグラメトリのやり方や、「3DF Zephyr」の使い方は、私は以下のSTYLYさんのサイトで勉強させていただきました。非常にわかりやすく記載されています。
私は、今はRealityCaptureを使っています。理由は、非常に精度が高いモデルが作れるためです。
3DF Zephyrは写真50枚までのモデル化であれば、フリー版があります。RealityCaptureもほぼほぼ、作業の流れは3DF Zephyrと同じですので、まず3DF Zephyrを使ってみて、慣れてきたらRealityCaptureを使ってみるのがいいかもしれません。何しろ、RealityCaptureはSteam版で使える約4,000円/月のサブスクリプションが最安値で、それなりに値段が張りますので・・・(ただしそれだけの価値はあると思います)
製品サイト
3DF Zephyr Free
RealityCapture Steam Edition
今回は以上です。